Recruit


社員インタビュー

写真NO

N.O

先進技術グループ
自動運航船ソフトウェア開発者

開発チーム

2015年入社

「海の未来を、自分のコードで動かす」

自動運航船の最前線で挑むエンジニアの仕事

NOさんインタビュー

“一番難しい乗り物”に惹かれて

自動運航船チームに至るまでの経緯

私は新卒でこの会社に入社して、気づけば10年が経ちました。学生時代は造船学を学んでいて、実は中学生の頃からずっと「船に関わる仕事がしたい」と思っていました。釣り船や離島航路船に乗る機会が多くあったこともあり、海や船は自然と身近な存在だったんです。

船という乗り物に惹かれた理由は、単純に“難しい”からでした。船は空気にも触れ、水という流体の中も進みます。海上の部分は風の影響を強く受け、海面下の部分は潮海流や波の影響が大きい。船速に応じて流体抵抗の質が変わり、浅所や狭水路では反射波等の影響も考えなければならない。さらにエンジン負荷、環境問題、国際ルール等々…太古の時代からある乗り物だけれど、見方によっては飛行機や宇宙船、潜水艦よりも数値解析することが難しいと言われる世界です。そこに面白さを感じ、「この分野で挑戦したい」と思うようになりました。

入社当初はコンサルティンググループに所属していましたが、社内には昔から使われ続けているニッチな技術ツールが多く、開発者がすでに退職されていて社内にいない状況でした。少ない参考資料を基に既存ツールの更新を「じゃあやってみよう」と任されたのが、ソフトウェア開発に踏み込むきっかけです。そこから少しずつ開発の比重が増え、現在は自動運航船チームで務めています。

作業風景

コードの先に“海の安全”がある

今、自動運航船チームで何をしているのか

今取り組んでいるのは、自動運航船が安全に航行するための「衝突回避機能に関わる技術開発」です。この技術は数十年前から数多の諸先輩方が熱心に研究されてきたテーマではありますが、昨今のコンピュータ技術や通信技術が高性能化されてきたことで、商業運航している一般商船を使った検証が可能な時代になりました。実海域や実船では、シミュレーションでは見えなかった問題や課題が多く潜んでおり、毎日のように課題が見つかったときの衝撃と、解決の見通しが立った時の達成感を味わっています。先行技術として自動車や航空機の自動運転技術があるので、しばしば参考にすることもありますが、船固有の技術的課題や独特な航行ルール等があるため、課題解決の為には独自のアプローチ方法を見出す必要があります。

少し具体的になりますが、海図から地形情報を、レーダーやAIS(船舶自動識別装置:Automatic Identification System)、カメラ技術を駆使して、本船にとって障害となりうるターゲットの情報を取り込み、安全な航行を実現するための行動を計算して判断するプログラムを組んでいます。特に難しいのは、安全に衝突回避することはもちろんですが、その上で、人間が操船する交通流に混ざって航行するため、可能な限り周囲の船舶に不安を与えない行動とすること。積み荷や乗客が不快に感じる大胆な転舵や急加減速と云った行動をしないこと。本船のエンジンに負荷をかけないこと。等を総合的に考慮した行動を実現させることです。

この仕事の醍醐味は、自身で構築したソフトウェアを実際に船に載せて海で試験できること。フェリーや大型コンテナ船に搭載し、自分も乗船して動作確認を行います。

最終試験や商業運航の現場に立ち会うこともあります。時には国内だけでなく海外航路にも同行することもあります。机上の開発だけでは終わらない、“本物の海”とつながった開発ができる仕事です。

NOさんの指導風景

現場を知るプロと挑戦する海のDX

この会社の魅力

この会社の魅力は、一言でいうと「海事分野のDXを本気で担える場所」だと思います。国内でもこの領域に本格的に取り組める企業は非常に少なく、シミュレーター開発からコンサル、社会実装まで幅広く関われるのが特徴です。

また、社内には現役の海技者(船長、航海士、海技教育者)など“現場を知るプロ”が多く在籍しており、開発者として非常に心強い環境です。「それは実際の航海ではありえない」「現場ではこう判断する」といったリアルな知見をすぐに相談できます。

そしてこの会社は、決断と行動がとても早い。細部まで考え抜くよりも「まず動かしてみよう」と前に進む文化があります。任されるスピードも早く、若手でも現場で学びながら成長できる土壌があります。

メーカー・国・自治体など関わる業界も広く、他社と連携しながら社会を動かすスケール感も味わえる会社です。

自動運航は“未来の当たり前”になる

今後どのようになっていきたいか

自動運航船の技術はまだ発展途上で、技術だけでなくルールや運用体制も含めて整えていく必要があります。

今関わっている日本財団が主導する無人運航船プロジェクト「MEGURI2040」では、2040年までに国内航路の半分を無人化するという大きな目標が掲げられています。海事業界の船員不足を背景に、社会実装が強く求められている分野です。

私自身は、船の上だけでなく陸上から海を見守る仕組みにも挑戦したいと思っています。例えば「ここで事故が起こりそうだ」という兆候を事前に検知し、監視者にアラートを出すようなシステムです。

AIや機械学習が参入してくるフロンティアでもあり、これからますます面白くなる領域だと感じています。

NOさんの指導風景

“夢を形にする人”と働きたい

求職者へのメッセージ

このチームで求めているのは、単なるプログラマーではありません。コードを書く力ももちろん大切ですが、それ以上に「こんな未来を実現したい」という夢や想像力を持った人と一緒に働きたいと思っています。

自分が作った技術が、実際に船を動かし、世界の海を安全にする。そんな仕事はなかなかありません。海事業界は課題も多く、DXの余地が大きい分野です。

チームで共創しながら、自律的に成長できる環境があります。ものづくりが好きで、社会実装まで携わりたい人には最高のフィールドです。

ぜひ一緒に、海の未来をつくっていきましょう。

NOさんの笑顔の写真
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