ECDISシミュレータ

ECDISシミュレータは商船大学や全国の商船高等専門学校、また企業のトレーニングセンターにおいてご利用いただいており、ECDISの操作を学べるよう実環境と同じような航行環境を再現するシステムです。各航海計器メーカーの複数の機種に対応しており、ECDIS訓練に必要な信号をリアルタイムに自動生成し送信することができます。

 

STCW条約(*1)で要求されているGeneric訓練やECDISメーカーがそれぞれ製作している機種別(*2)の操作方法を習熟認定するためのType Specific訓練が行えるシミュレータシステムです。
お客様のニーズに合わせた様々な訓練シナリオを作成することができます。また、シミュレーション海域における本船や周辺他船からの航行信号をリアルタイムに生成することができます。
これらのシステムは教官ステーションと複数の訓練生ステーションで構成されており、効率的な訓練環境をご提供いたします(*3)。
操船シミュレータで培ったノウハウを生かし、精緻な自船運動モデルと3D映像とリンクしたリアルな航行環境を再現することも可能でお客様のご予算や目的に応じて、テイラーメードでのご提供が可能です。
また、ご要望に合わせた訓練カリキュラムの策定から各種修了証書発行に必要な手続きまでトータル的なサポートにも対応可能ですので、併せてご相談ください。

*1: 船員の訓練および資格証明ならびに当直の基準に関する国際条約

*2: 接続可能ECDISは以下の通り。

  • 日本無線(901B/JAN-9201)
  • 古野電気(FEA2801/FMD3300)
  • 東京計器(ECT-80-B)
  • TRANSAS(Navi-Sailor 4000)

*3: 教官ステーション・訓練生ステーション(教官ステーション1台あたり最大5台まで)で構成し、訓練海域データとして東京湾・伊勢湾・大阪湾・関門海峡・シンガポール海峡の5海域及び各海域に対応した交通流データをプレインストール

主な特徴

  • 自船モデル(応答モデル)、他船モデル(WayPointモデル(*1))
  • 舵とエンジンテレグラフによる操船
  • 自船操船モード(HAND/AUTO/TCS(*2))
  • 他船の交通流データの作成
  • 誤差(エラー値)設定(GPS、GYRO、LOG)
  • 模擬故障発生(GPS、LOG、GYRO、AIS)
  • NAVTEXメッセージ(ユーザの任意の文字入力による)の送信
  • 各種模擬信号の生成(GPS、LOG、GYRO、AIS、NAVTEX、TCS(*2)、レーダーエコーなど)

*1:日本海洋科学が独自開発したモデルで、予め設定された速力及びルートに沿って航行するモデルです。
*2:トラックコントロールシステム(Track Control System)は、ECDIS上に設定した計画ルートに従って本船を航行させるシステムです。

  

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